大判カメラを楽しまれているかたや、これから始めようとされているかたは、レンズを増やしていると、たびたびボードが足りなかったりすることがありませんか?
レンズを買ったもののジナーボードだったり、ボードが付いていなかった。
など汎用のあるリンホフ互換でない場合も多いはず。
手軽に手に入れることができないかなと考えたとき、3Dプリンターで作れないかな?
と思い試しにリンホフ互換ボードを作って実用性があるかを使ってみてみようと思います。
結論を先に言いますと
作業工程
使用物品
使ったものは
光造形用のレジンのグレー
マシンはMARS Proを使用
スライスソフトはchitu box
モデル制作にはiPad Pro 12.9inchとアップルペンシル2にShapr3Dというアプリ
を使用しました
3Dスキャナーはないので実際に測って作りました。
モデル作り
Shapr3Dを使ってざっくりとモデルを作ります
1㎜に単位をあわせて作ります
イメージをさっと作るにはこのiPad ProとPencil2とShapr3Dの組み合わせは快適ですよ(*´ω`*)
こんな感じでざっくりですがモデルを作成しました。
出来たらスライスソフトへ
ギリギリですがスライスできそうです。
Shapr3Dの無料で保存ができる低画質STLファイルは、円形だと顕著に角が目立ちますなぁ。
有料版を使うと低画質保存以外の様々な保存形式で保存でき、高画質保存ができたり色をつけることができたりします。
基本は斜めに角度をつけ、サポート材を配置して、あとは待つだけ、6時間42分ほど。
高さがあるほど時間がかかってしまいます。
完成
無事にプリント成功しました。
ちなみにサポート材はなしです。
2次硬化後に取り付け、調整してみます
寸法通りにぴったりとはいかないまでもはまりました。よかった٩( ‘ω’ )و
軽く力を入れてみる強度の実験
結果は軽く曲げるくらいでバキッと割れてしまわない程度の強度はあります。
多少のしなやかさはあり。
本気で曲げたらあっさり割れはする強度ではあります。
最後に
時間がいないのでレンズをつけて試し撮りまではいきませんが、レジン素材でリンホフ互換ボードの自作は可能だということがわかりました。
今後は広角用の凹レンズボードの制作やピンホール用のボードなど加工して遊んで撮影してみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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