前回コーヒー焙煎でMLX90640のセンサーを使って焙煎をしましたが、似たようなセンサーでも同じ結果になるのだろうかと思って使ってみることにしました。
比較のために買ったのはM5Stackより小型なM5Stickと、専用のHatモジュールMLX90614です。
合体するとこんな感じ。
M5Stickの設定は、前回同様にUIFlowからサンプルをロードして、そのブロックに温度を若干補正したものを使いました。
この頭4文字が似たようなセンサーを、コーヒー焙煎に使えるのかを使ったみて確かめてみました。
結果については、3回使ってM5Stick+MLX90614はコーヒー焙煎には向いていませんでした。
同時に両方の数値の写真を撮れなかったので、写真などがないことを先に述べておきます。
環境
今回はユニオンサンプルロースターに向けて、前回三脚に付けたM5Stack+MLX90640を配置。
(M5Stack+MLX90640以下サーマルカメラ)
比較にはM5Stick+MLX90614は手持ちで使用。
(M5Stick+MLX90614以下NCIR)
実際に使ってみての気づきや感想
サーマルカメラが200℃近くを示し始めると1ハゼが始まりましたので、双方同じ距離から温度を見てみました。
NCIRの方が低い50℃。
今度はNCIRをロースターに近づけてみると温度が90℃。
あれ?っと思いギリギリまで近づけてみても110℃が最高温度でした。
測りかたが悪かったのかと感じ、テストスプーンで取り出した豆をNCIRで測っても60℃から89℃。
サーマルカメラに近づけて測ると豆の温度は159℃。
何度か焙煎途中に外側、テストスプーンで取り出して測っても結果は同じで100℃を超えたのは1回だけでした。
よって、NCIRはコーヒー焙煎の温度の測定には向いていないなと、わたしは結論を出しました。
自分の温度を測るにはある程度正確でしたので、別の用途に使うことにします(๑╹ω╹๑ )ノ
最後に
表示には382.2℃が最高温度と書かれていますが、200℃まで上がることがなくちと残念。
自分の測りかたが悪かったのかな?
サンプルコードなどを変えて挑戦したらまた違う結果になるのでしょうか?
とはいえ、現在はM5Stack+MLX90640の組み合わせのほうがまだコーヒー焙煎に向いていることがわかりました。
ただしサーマルカメラにも課題があります。
サンプルロースターでの焙煎で、外側の温度と内部の温度に差があることに気づきました。
今後、計測する位置や距離などを決めて、だいたい同じ環境になるよう調整などしていこうと思います。
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