前回の記事で作ったサーモカメラ
を使ってコーヒー豆を焙煎しました(°▽°)
実際にMLX90640の性能を体験してみて、手持ちの赤外線温度計と比較しました。
片手で焙煎しながら温度を測ってカメラを撮ることが困難のため、申し訳ないですが比較した写真がありません。
結果だけ先に言いますと、実用性がありそうだと感じました。
ありそうだというのは、数回だけでは判断できないからです。
始めは冒頭の文のとおりに交互に確認しながら焙煎していましたが、途中からサーモカメラのみで焙煎を終えています。
苦労して導入したかいがありました(´∀`)♬
温度観察をする準備
手持ちで使えるもので組んだ結果、このような感じになりました。
安物の三脚に百均のスマホホルダーの頭をつけたものに、M5StackとMLX90640を取り付けました。
M5Stackだけの内部バッテリーでは途中電圧が不安定になり動かなくなったので、モバイルバッテリーから給電しての温度観察。
使ってみた感想
焙煎には煎り上手を使っています。
1ハゼのタイミングはLCDの温度を見ていると200℃超えたあたりで始まりました。
コーヒーの焙煎はとどこおりなく普段どおりに終了。
赤外線温度計を多用せずに、温度管理ができるようになったので焙煎時の負担は軽減。
この装置はなかなかいいものでした。
1分おきの最高温度を記録できるように改良をしたらさらに便利なかと思いました。
機能追加でデータ管理も楽になるかもしれません(*´ω`*)
赤外線で温度を測定した比較の結果
温度を交互に比較した結果、手持ちの赤外線温度計とMLX90640の温度はほとんど同じでした。
±10℃以内のズレでしたので大きな影響はないですね。
期待していた結果になりよかった٩( ‘ω’ )و
熱源から少し離れていても、温度は赤外線温度計と変わりません。
また使っているセンサーの画角は110°のものでちょうど良く使いやすい感じでした。もうひとつ55°の狭い画角の同じセンサーがありますが寄ればあまり変わらない感じです。
焙煎後の豆の温度
ほかに焙煎後の豆を見てみるとざるにあげた時点で120℃あたりでした。
ミニ扇風機でサーモグラフィーの状態を見ながら冷却していると、数値がどんどん下がり赤い色から変化していく様子を観察できました。
センサーが左右対称ではないので逆に表示されますが、外側からどんどん冷めていくのが画像からも確認できました。
豆の温度を視覚的に見れるのは、直接触ったりして確認することが減るので、火傷をするリスク軽減にもなってメリットだなぁと感じました。
終わりに
実用性が自分の眼で確認できました。
まだ場所により温度が不安定な部分があるので調整が必要があります。
今回は直接豆を測れる焙煎方法で観察しましたが、より大きなサンプルロースターなどで焙煎をした場合どうなるかなど経過を見ていたいです。
9/11現在 5回ほどユニオン サンプルロースターで焙煎していますがセンサーとロースター、
2フィート離れると30℃くらい温度に差が出てしまい、1フィートまで寄ると高くなってしまいます。
1.5フィートくらい離れてM5の画面下、1/3ロースターが映る位置に置くとだいたい適正温度になる感じです。
離れた位置で温度を補正するかどうするかを、現在焙煎しながら模索中。
今後はより便利にするために、1分おきの温度の記録や焙煎時間の表示できるよう改良を加えたらと計画をしています。
より楽に焙煎と記録が取れるよう自動化したいです。
ほかのセンサーはどうなのか気になるので、試してみたいとも思ってます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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