珈琲豆を焙煎するときの温度管理がもっと楽にならないかなとおもい、M5stackとMLX90640を使ってサーモカメラを作るにあたり、非常に困ったのでメモ書きとして残しておくことにしました。
わたし自身はプログラミングやマイコンなどの扱いは得意ではありません。勉強中です(≧∀≦)
始めようとしている方、コンパイルで何度も失敗が続いているかたの参考や解決のヒントになればと。
はじめあっさりできるかとおもいきや、公式に書かれていることがあまり役にたたなくて困りました。
メーカーのサンプルスケッチもエラーが出てM5stackにいやがられる始末。
結果として、UIFlowを使ったやり方でMLX90640をM5Stackで使えるようになりました。
Arduino IDEからのコンパイルはエラーの連続の連続で諦めましたので、どうしてもArduinoでやりたい方には力になれそうにありません_:(´ཀ`」 ∠):<ムシロオシエテクダサイ
何を言っているかわからないかたへ、ざっくりといえば熱を視覚的にみれるサーモグラフィーカメラを作ろうということです。
こんな感じのサーモグラフィーの映像見たことありますよね。
画像が汚くてすいません(°▽°)
これを作ってました。
これは自分の体温を測ったりする他に、室内の熱源を把握したり、飲み物の温度を視覚的にわかるようになったり、玄関に設置して簡易検温機になったりします。
使い方次第でコロナ対策にも使えるかもしれないアイテムですね。
使ったもの
M5Stack BASIC |
Qwiic-MLX90640搭載赤外線アレイモジュール(FOV110°) |
Grove-qwiie変換ケーブル |
パソコンやタブレット |
です。
Qwiic-MLX90640搭載赤外線アレイモジュール(FOV110°)以下、MLX90640はRAMやフラッシュが2MB以上でないと処理ができなくエラーになるそうです。Arduino UNOだと使えないと書いていますので注意が必要です。
わたしが新たに買ったものがお値段が可愛くないMLX90640と変換ケーブルです。
M5Stack BASICはブログ始める以前から持っていて、AMG8833などをつなげて使って遊んでました。
手持ちのBASICは古い型ですがRAMが4MBなのでとりあえず安心。
UIFlowを導入
必要なソフトウェアのダウンロード
まず始めに、公式のHPからドライバーとM5burnerのダウンロードをしておきましょう。
自分のパソコンにあったドライバーなどを選択してください。
ドライバーをインストールしておき、付属している充電ケーブルなどでパソコンとM5をつなぎます。
M5burnerの起動とセットアップ
M5burnerを起動します。
M5の種類がBASICやGrayの場合はCoreを選択します。
UIFlow Core 1.4.5 en のファームウェアをダウンロードして、M5stack basicに M5burnerで書き込みます。
新しいファームウエアだとThermalが使用不能になっていたした。(v1.8.1-en)
なので、(2021/8/4 現在)古い1.4.5.1-enのファームへ下げてからM5burnerで書き込みましょう。
一度リセットボタンを押してからM5stackのUIFlowからwifiを設定。
M5stacckのディスプレイにQRコードが出るので、スマホなどから読み取るか192.168.4.1にアクセス。
自宅のwifiと接続して使えるようにしておきます。
設定ができたら一度リセットボタンを押してからアップロードボタンを押します。
M5stackの画面にAPIキーが書かれた画面へ移動。
開発したいマシンやタブレットのブラウザでアクセスします。
APIキーを得たら、M5のガイドに従いQRコードかブラウザからflow.m5stack.comへアクセス。
APIキー入力して設定を済ませるとUIFlowの開発環境が使用可能になります。
パソコンとM5stackが接続されると右上のランプが赤から緑に変わります。
ユニットの導入して書き込み
APIキーを入れたUIFlowの画面をみます。
右上のアイコンのDEMOからThermalを選択してダウンロードします。
するとベースになるソースコードが出現します。
ブロックかPythonでプログラム可能になるのでこれでプログラミングできるようになります。
今回は変更しないで進めます。
出来上がったソースコードはDownloadのボタンでM5stackへ書き込みができます。
RUNではエラーとでました。ユニットの影響?でエミュレートでいないのでしょうか(°▽°)?
わたしは気づかないで何度もRUNを繰り返し押してました。
ケーブルを接続して温度を確認
Grove-qwiie変換ケーブルはそのままだとグローブ側がロックするパーツが干渉して接続できません。
なので爪切りで切り取りました。
これで干渉せず接続可能になりました。
M5StackのGrove端子へつなぎます。
充電ケーブルを一度抜いて再起動すると、appにthermalというのが出現しているので選択すると使えるようになりました。
お疲れ様でした・゜・(ノД`)・゜・。
さっそくサーモカメラで周りを見てみました。
人はわかりやすいですね。人の形や手の形がそのままうつります。
蛍光灯はあまり熱くないようです。
テレビは一部が熱があるのがわかります。
こんな感じで視覚的に確認できるのはおもしろい!
これでやっとスタートライン(°▽°)!
次回は焙煎に使えるかどうかなどを試してみたいとおもいます。
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